角田 聡
研究テーマ
チャネルロドプシン等のイオン輸送性ロドプシンや酵素型ロドプシンの分子機能解明とそれらのオプトジェネティクス (光遺伝学)への応用を目指した新規分子開発
研究略歴
2016~2020 JST さきがけ「生命機能メカニズム解明のための光操作技術」 研究者
神経活動の光操作 (オプトジェネティクス)を利用した疾患メカニズムの解明と、治療法開発を目指した新規オプトジェネティクスツール(生体分子)の開発を行う。特に細胞内2次メッセンジャーを光で自在に操作可能な光感受性タンパク質の機能解析と、この分子を利用した細胞内シグナル伝達の光操作法確立を目指している。
2014~ 名古屋工業大学、特任准教授(2016年からは客員准教授)
神経活動の光操作のための新規オプトジェネティクス生体分子の開発。本研究では神経興奮、抑制の光操作に汎用されているチャネルロドプシン2に比べ光感度が向上する分子や、光抑制型の新規分子の開発を目指している。電気生理学、蛍光イメージング、分子生物学実験等が主な研究手法。
2012~2014 ドイツ、フランクフルト、ゲーテ大学、神経生化学部門、Alexander Gottschalk 教授研究室に所属
線虫(C. elegans)を利用した神経活動の光操作(オプトジェネティクス)。電気生理学、蛍光イメージング、分子生物学的手法等を用いることでオプトジェネティクス研究のための光活性化生体分子の開発を行う。
2005~2012 ドイツ、ベルリン、フンボルト大学、生物学研究所 Peter Hegemann 教授研究室に所属
チャネルロドプシンやポンプ型ロドプシンの機能解明や、オプトジェネティクス(光遺伝学)研究のための光活性化生体分子の開発。電気生理学、生化学的手法、分子生物学的手法等を用いた in vivo および in vitroにおける神経活動の光操作研究。
博士課程(PhD)
東京工業大学資源科学研究所、吉田賢右教授研究室に所属 (学振DC1)
ミトコンドリアのエネルギー代謝の生化学、生物物理学的研究。
ATP合成を担うF型ATPaseの分子生物学的、および生化学的研究を行う。
博士課程途中1年半の間アメリカ、オレゴン州University of Oregon, Roderick Capaldi 教授研究室に研究留学